シロのエオルゼア。

2018 05/02

『効率すぎた殺人』

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初心者のわたくし、ついにラスダンに突入しました。

いよいよ1つの区切りかと胸締め付けられる万感の思いではあるのですが、なにせオールネタバレになるためなにひとつ書けないという事態でして・・・。

この前の、人生で初の8人PT戦となったリットアティン戦のこととかめっちゃ書きたいんですけど、それは後日の記事にとっておくとして。

今日は話の中身に触れることは出来ないので、ラストの8人PTの二連戦を象徴する待ち時間についてちょっと書かせていただきたい。それはもう強く。




わたし基本的にはネタバレをあまり気にしないタチなので、よく分からない先のことが書いてる皆さんのロドスト日記とか普通に読ませていただいているんですけど(たいへん面白いので)

皆さんがよく日記に書かれるFF14における不満点の大部分を占めるのが、パーティが結成されるまでの待ち時間ぽいんですよね。

もう半分が人間関係なんですけどもこちらはとりあえず置いておくにしても、とにかく早くダンジョンに行きたい!攻略したい!なのに全然人数が揃わなくて時間ばかり食う!という主張をよく目にします。

今まで四人パーティしか経験したことがなかったのでその主張に正直首をかしげていたところもあるのですが、ここにきて私もついに一人前になったなと。ようやく皆さんと同じ土俵に立てたなと痛感した次第であります。











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120分待ちました。ラスダンは。

まあその前の外郭ナントカで70分待っているので、200時間は待ち時間に費やしたことになります。



確かに昼間だったこともあってフレンドの方のインもまばらだったのでCFでいいかみたいないつもの軽いノリで考えていた私も浅はかだったんですが、この日記を見ている私と同じ初心者の皆さん、できればパーティ募集を使ってください。このためにある機能といっても過言ではありませんので。

私もまた1つ、このエオルゼアで学ばせていただきました。



なんでこんなに長いんだと待っている間色々調べたんですが、どうやらこのラスト2個のダンジョンだけ演出のために特別な仕様を使ってて、その副作用で昔からこの現象が起きてしまっているみたいですね。

しかしあーた、120分て。

推理ものならトリックに使われるレベルの空白時間ですよ。

そうこんな風にぽわわわーん。










「被害者は尾羽大介・・・あれですよ、い、今はやりの人気ユーチューバーってやつです。死因は後頭部打撲・・・凶器も部屋に転がってました。死亡推定時刻から考えて、直前までゲーム配信をしていて、そのあと何者かに殺害されたものと」

あれれおかしいなあ

「ど、どうしたんですか古畑さん小学生みたいな声だしちゃって・・・って、か、勝手に触っちゃまずいですよ!」

「今泉くん見てよこれ。被害者の最期の配信ってやつ見てるんだけどさ」

「は、はあ」

「最期に行ったのがあの新生のラストのとこ、えーなんて言ったっけ、あのプラネタリウムみたいな名前の」

「プ、プラエトリウム」

「そうそれ。そこだったみたいなんだけどさ、ほら最後のエンディングムービー。カットしてるんだよね。初見なのに」

「ほんとだ。ああ、これ多分、あ、あれじゃないですか? ネット配信でやってたから、ネタバレ防止ってやつですよ。特にラストは配信しないようにってスクエニから注意書きがあったような」

「そういうもんなの? ふうん。私配信見ないものだからねぇ。――あれ」

「今度はどうしたんです?」

「この人上から二番目のタンクにMIPあげてる」

「へ~。その人が一番印象に残ったんだろうなあ」

「今泉くんもDPSやってたよねえ。普段誰にMIPあげてる?」

「そりゃあ、そのときで違いますよ。一番印象に残る人にあげるものですから」

「キミ変なとこで真面目だねぇ。私はいつも一番上の人だ。めんどくさいじゃないの」

「だ、だめですよ古畑さんそういうのは!」

「ねえ被害者がCF申請するときパーティ組んでた人って誰か分かってる? 一人いたみたいだけど」

「え? さ、さあ?」

「洗っておいて。ちょっとご挨拶に伺うから」







「本当に信じられません・・・直前まで一緒にゲームしてたのに・・・殺されるなんて」

「心中お察しします。尾羽さんとは長いお付き合いなんでしょうか?」

「大学からのゲーム仲間ですよ。・・・この、ファイナルファンタジーも俺が誘って、アイツ、最近やり始めたんです・・・。ネトゲを毛嫌いしてて・・・でもようやく、やってくれるようになったのに・・・なんでこんな・・・!」

「我々警察としましても、犯人の捜索に全力を尽くします。・・・ところで頃志田さん。FF14はもう随分と長くプレイされてるようで」

「え? ええ。新生初期からやってます」

「そうなんですかー! いやあ私も実は少しだけ嗜んでおりまして・・・下手っぴなんですが。ンフッフッお恥ずかしい」

「へえ、職業は何をやられてるんです?」

「これでもナイト一筋で」

「いいですね! 俺もタンクがメインなんですよ。気が合いますね。色々と大変じゃないですか?」

「そうなんですよー! 私なんて今でも道を間違えすぎて皆さんからしょっちゅう怒られてばかりで・・・全然MIPもたまってないんです。いままだ一桁」

「それは頑張らないと」

「精進します。失礼ながら、頃志田さんはいまMIPの数は・・・」

「ああ、もうケフカ残り数パーなんで。終わったらお見せしますよ。もしかしたら刑事さんからしたら驚く数字かもしれませんが」

「楽しみだなあ。いやー、立ち回りも非常に素晴らしい! 勉強になりますー」

「なんだか誰かに見られてゲームするのは恥ずかしいですね・・・アイツみたいに慣れてないもので」

「すみませんジロジロとぉ・・・おや。頃志田さん、MIPはヒーラーの方に? すぐお気めになられましたね」

「え? ああ、すみません、もうMIPは適当にヒーラーにあげちゃってるんですよ」

「そうなんですねえ、いえ私、タンクの方って、毎回相方のタンクの方にあげてるとばかり」

「昔はそうしてましたけどね。タンクって貰える機会が他より多いので・・・今はその下のヒーラーを選んでます。ほらMIP」

「うわ一万っ! 私とはえらい違いだ!」

「でしょう? だからヒーラーの方に。古畑さんもそのうちこのくらい溜まりますよ」

「いえいえ私なんかとても。いやーそれにしてもたいへん貴重なお時間をありがとうございました」

「すみません、有益なお話はできなくて・・・」

「とんでもない。私個人としてはタンクの動きの勉強をさせていただいたので、ンフッフッフ、来てよかったです。ちょうど現場から車で20分ほどでしたので。また事件の調査のついでにお邪魔させていただくかも」

「あいつを殺したやつを捕まえるお手伝いができるのなら、いつでも歓迎しますよ」

「そう言ってもらえると助かります~。では、――また」





「古畑さぁん!」

「遅いよ。ちゃんとデータログもらってきたろうね」

「古畑さん見てくださいこれ! 吉田さんのサイン! それに2ショットで写真も撮ってもらっちゃ(ペシン)痛っ!!

「誰が記念撮影して来いって言った。当日のログをスクエニさんからお借りするようお願いしに行ってもらったんでしょうが」

「ちゃ、ちゃんとそっちも貰ってますよ・・・でも古畑さん、頃志田に殺害は無理ですよ。一緒にパーティ組んでずっとゲームをプレイしていたのはちゃーんと配信でも写ってますし」

「ゲームの画面はね。その裏で何が行われてたかを調べるのが我々のお仕事」

「む、無理だと思うけどなあ」

「ほーらやっぱり」

「ど、どうしたんですか?」

「尾羽さんねえ、今まで他人にMIPあげたことないんだよ」

「へ?」





(暗転)





「ゲーム配信中、大勢が見ている中で人知れず起きた殺人事件・・・頃志田さんは相当用意周到に計画していたようです。現場には何も証拠が残っていなかった・・・しかし人間、何事も万事が万事用意できるわけではないということです」

「1つは癖。もう1つは習慣。ンー彼は大事なものを、現実ではなくゲームの中に残してしまったようです・・・もうお分かりですね? 古畑任三郎でした






「すみません何度もお邪魔しちゃってー」

「またですか、古畑さん。・・・もういい加減、おっしゃってくれたらどうなんです? 俺を疑ってるって」

「ンフッフッ。――はい、実はその通りなんです」

「はは、はっきり言う人だ。それじゃあ当然聞かせてくれるんでしょう? 一緒にゲームをやっていた俺が、尾羽を殺せた理由を」

「確かに当日ずっとパーティーを組んでいた貴方が、尾羽さんを殺すことは一見不可能のように思えます。配信終了まで、貴方と尾羽さんが会話していたチャットが全世界に記録として残っている」

「ええ、ですから」

「ですが貴方と尾羽さんがチャットで会話していない時間が、少しだけ存在していました。・・・そう、CF申請の待ち時間です。それもその日行く、魔導城プラエトリウムは昔から長時間待たされるIDとしてお馴染みです。最近は仕様の変更があって逆に待機時間が伸びることもある・・・ここから車で20分、往復40分。そのときシャキったのは110分後・・・十分に行って戻って帰ることは可能です」

「面白い空想ですけど、大事なことを忘れてませんか? 俺と尾羽は、きちんと魔導城をクリアして、そのあとチャットまでしているんですよ? それじゃあそのとき尾羽のキャラを操作していたのは誰なんです? 幽霊とでも?」

「まさか。もちろん貴方ですよ、頃志田さん

「俺が? 自宅のキャラを操作しながら? 魔法でも使ったっていうんですか?」

「えー、最近は科学技術も日々進歩しているようで・・・ンフッフッ、ほら、こういうこともできちゃうんですよ。リモートプレイ」

「・・・・・・」

「このPSVITAや自宅のPCで、遠く離れたPS4のゲームを遊べるようになるんです。これは便利ですよー。私もつい最近知ったんですけども。これを使えば、尾羽さんのキャラをVITAで、自分のキャラをPCで、いわゆる2垢操作も可能ということです。FF14の2垢操作は他のゲームより難しいとされていますが、レベル50のダンジョン、しかも周回で何度も通って慣らした場所・・・貴方なら可能なはずだ」

「それは、俺ができるって証明だけでしょう。俺がやったことにはならない」

「いいえ、尾羽さんを殺したのは貴方です」

「でたらめだ」

「貴方は尾羽さんを殺害したあと、何食わぬ顔で尾羽さんになりすまし、ダンジョンをクリアし、最後のチャットを自演し、自分のアリバイを造ったんです

「証拠がない!」

MIPですよ」

「え、MIP?」

「そうMIP。おっしゃってたじゃないですか。普段から貴方、ヒーラーの方にMIPをいれてるって」

「ええ、それがなんの・・・・!」

「今回尾羽さんは二番目のタンクの方にMIPをいれていました。一番上のタンクより、1つ下に。尾羽さんはDPSなので上二人はタンク、ですが普段タンクをやられていた貴方の場合、一番上から1つ下は・・・

「・・・あっ!」

そう、ヒーラーなんです。貴方はいつもの癖で、つい無意識にMIPを1つ下の人に入れてしまっていた。・・・ンフッフッ、そもそも尾羽さん、どうやら私以上のめんどくさがりな性格のようで・・・これまで一度もMIPを入れたことなんてなかったんです。なのにその日だけ、特殊な位置の方にMIPを入れていた・・・。だから私ピンときたんです。このキャラを操作しているのは、尾羽さんじゃないと」

「・・・・・・まさかそんな・・・くだらないことでバレるなんて」

「ンフッフッ、正直、たいへん苦労させられました。事件を目撃した証人もなく、まったく部屋に証拠品も残ってなくてですねーそれこそチリひとつ。効率的なプレイを好む、廃人の貴方らしい殺人だったと思います。そして、残した証拠も――廃人の貴方らしい」

「よしてくださいよ。この程度のミスでクリアできないようじゃあ、俺なんてまだまだ、準廃です」

「続きはゆっくり車の中で聞きましょう。・・・ああそうだ頃志田さん、私昨日、MIPが二桁になりまして――」




 トゥトゥ、トゥトゥ
 トゥトゥ、トゥトゥーン

 トゥトゥ、トゥトゥ
 トゥトゥ、トゥトゥーン


 チャーチャーチャチャーララ チャーチャーチャー (主題歌)











みたいなね~~~~!(長すぎるわ)

まあ私の3時間で考えたトリックなんて粗もアラアラですがそこは許してくださいよ。

古畑本編でも「暗闇の中誰にも怪しまれず手袋をつけれたのはマジシャンの貴方だけだ」みたいな強引な回もありましたし。その辺含めて魅力なんです。










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あ、無事に新生2.0?クリアできました(←結論)











古畑任三郎ほど台詞を文章で表現するのが難しい人物もいないと思う・・・。


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